
ツアーステージX1000は、ブリヂストンの看板ブランドであった「J’s」が、ジャンボ尾崎選手との契約終了を機に、「J’s」に変わる新しいブランドとして「ツアーステージ」を誕生させた際、ラインナップされた4モデルのアイアンのうちのひとつです。
ヘッド形状はJsチタンマッスルとほぼ同じで、軟鉄鍛造のヘッドのバックフェースをくり抜き、チタンを高圧で圧入するという、当時としては画期的な製法を採用した点は同じです。異素材を組み合わせることで、マッスルバックの打感と、チタンによるボールへの推進力を両立させることを目指しました。
当時のジャンボのモデルの特徴として,強いグースネックがあり、好き嫌いが分かれるところです。
ちなみにJ’sチタンマッスルには限定版が存在し、当時のブリヂストンのフラッグシップブランド「J’s」の名のもとに、1万セット限定で50万円という高価格で販売されました。これは、単なるゴルフクラブではなく、「究極のアイアン」としての特別な位置づけを目指した製品であったことが伺えます。限定版と翌年に発売されたプロパー版(J’sチタニウムマッスルバック)には、いくつかの重要な違いがあります。限定版は、バックフェースの刻印、ソールに施された「JUMBO」の刻印、1万セット限定のシリアルナンバー、そして専用の高性能シャフト「HM-80 ジャンボモデル」が採用されている点が特徴です。
私のX1000アイアンのシャフトはスチールで、ノーステップが特徴のプレシジョンライフルシャフトが装着されております。このクラブはフレックス6.5なのでX相当です。他にカーボンシャフトのモデルもあり、グラファイトデザイン社製のツアーデザインが装着されてます。重さがあり、トルクも小さいシャフトなため、上級者向けとなります。ちなみにJsチタンマッスルではハーモテックHM-40が装着されてましたが、限定版はHM-80の超ハードなシャフトが装着されてました。
HM-80は低トルクで当時としては非常にリッチなカーボン素材を使用したシャフト で、これはジャンボ尾崎選手のようなプロが使うスペックに近いものでした 。シャフトには「HM 80 ジャンボモデル」と記載されています 。当時のアマチュアがあこがれて購入したものの、あまりにもハードで打つことができなかったそうです。今中古で購入するとしても一般人はRフレックスがおすすめのようです。

ブリヂストン ツアーステージX1000 アイアンのスペックは以下の通りです
- メーカー: ブリヂストン
- モデル: ツアーステージX1000 アイアン
- シャフト: ライフルシャフト
- バランス: D-3
- 番手: 2〜9.P.A.S (11本セット)
- 硬さ: 6.5 (フレックスX相当)
- 長さ: 38インチ(5番)
- 重量: 424g(5番)
ロフト角:
- 3番アイアン:21度
- 4番アイアン:24度
- 5番アイアン:27度
- 6番アイアン:31度
- 7番アイアン:35度
- 8番アイアン:39度
- 9番アイアン:43度
- PW(ピッチングウェッジ):47度
ライ角:
- 3番アイアン:59.5度
- 4番アイアン:60度
- 5番アイアン:60.5度
- 6番アイアン:61度
- 7番アイアン:61.5度
- 8番アイアン:62度
- 9番アイアン:62.5度
- PW(ピッチングウェッジ):63度
クラブ長さ:
- 3番アイアン:39インチ
- 4番アイアン:38.5インチ
- 5番アイアン:38インチ
- 6番アイアン:37.5インチ
- 7番アイアン:37インチ
- 8番アイアン:36.5インチ
- 9番アイアン:36インチ
- PW(ピッチングウェッジ):35.5インチ
※ロフト角などスペックはJsチタンマッスルデータより引用しました。
J’sチタンマッスル限定版アイアンからツアーステージX1000アイアンに至るまで、このチタンコンポジットのアイアンは、1990年代のゴルフ界における技術革新、トッププロのこだわり、そして市場の動向が複雑に絡み合って生まれた、まさに時代の象徴とも言えるゴルフクラブでした。その革新的な構造、高額な価格、そしてジャンボ尾崎というカリスマの存在によって、多くのゴルファーにとって憧れの的となり、現在でもその価値は色褪せていません。
なんとX1000アイアンがamazonで新品が販売中でした。



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